「充実した人生をまっとうする」について、私の考え

2012-06-09 15:16:43 : 充実した人生をまっとうする

私は仕事柄、年金や退職にあたってのご相談をお受けする機会がよくあるのですが、50代から60代の相談者の皆さんとのさまざまな出会いの中で、常々感じていることが2つあります。
まず、1つ目は「雰囲気も見た目も非常に若い」という点です。ファッションも話し方もあまりに若々しく、話題が老齢年金であることに違和感を覚えることさえあります。
2つ目は非常に残念なことなのですが、意外とこれからの働き方や生き方に対して「具体的な夢やプランを持っていない」ことです。連日、年金や社会保障問題がマスコミを賑わせているせいでしょうか? 将来に対する漠然とした不安ばかりが先行し、これからの長い人生に向けての前向きな発想に欠けているように感じてなりません。
確かにある時期までは、「自分はどうあるべきか」という考え方が、家族や組織の中で責任を果たすという意味で非常に重要なのは事実です。しかし、一度しかない人生をより充実したものにするためには、どこかで改めて「自分はどうありたいか」という視点で自らを見つめなおすことが必要です。


関根 芳美

関根 芳美 (せきね よしみ)
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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