生涯現役―上手に歳をとろう!

2010-04-12 15:32:30

急激な少子高齢化が叫ばれて久しくなります。国にも、人にも、ひょっとしたら身内にも頼る事の出来ない、自分の事は自分でやらなければならない、そのような時代になってきたように思います。
自分の事は自分でやる、つまり生涯現役の時代になってきました。どうせそうなるのなら「歳をとる事を楽しむ」生活をおくりたい!日々そのように考える昨今です。
えらそうな事を言っていますがそんなに先を考えて生活をしてきた訳では有りません。
サラリーマン時代にはライフプラン研修を受けましたが「何とかなる」「何とかできる」と思いながら、身についたものにはなっていませんでした。
そこに青天の霹靂、あと半年で定年を迎える59歳6ヶ月の時、想定外の離職に追い込まれました。
突然でしかも会社が消滅してしまうほどの大事件の火中にいましたので一般的にいわれる悠悠自適の定年などは夢のまた夢。
しばらくの間は、茫然自失、「なんで私が?会社が悪い!人が悪い!世の中が悪い!・・・・自分は悪くない!」すべてマイナス思考、他者責任、他者依存の世界でした。
もっと早く、もっとしっかり生涯のビジョンを考え、実践しておけばよかった。でも後の祭り。
そのような状況で再就職活動などはうまくいくはずもなく悶々としながら失業給付に頼る日々を送っていました。
そのような時キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタントの養成講座に出会いました。
その講座の中で徹底的な自己分析スキルを教えたいただきながら、じっくりと自分を見つめる事が出来ました。自分の中にある「世の中に売り込める材料」を探しているうちに、マイナス(と思っていた)の修羅場も考え方によってはプラスに変ることを実感することが出来ました。
修羅場の中で垣間見た「人の心」が「すべての行動を左右する、考え方を変えることによって行動が変る、行動が変れば人が変る」ことを教えくれました。
心機一転、新しい仕事は「人の心」を中心とした仕事をしようと決意し今に至っています。多くの方々に支えられながら、「生涯現役」に向かって一段一段を登っています。
私は「生涯現役」は「上手な歳のとり方をすること」と思っています。若いときにスタートしても、歳とってからスタートしても各々の良さがあると思います。
もう少し早く「生涯現役」を考えておけばよかった、今からではもう遅いとお考えの方、決してそんなことはありません。思いついたときがチャンスです。チャンスをチャンスと捉える事が大切と思います。
このブログをご覧なったことがチャンスです。
さあ皆さん、ご一緒に今から上手に歳をとりましょう!
あなたの輝きを人のために役立たせましょう!


井口 隆三郎

井口 隆三郎 (いぐち りゅうざぶろう) 満66歳
エイジング・アドバイザー®/世渡り指南師®/プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント/認定エグゼクティブ・コーチ
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